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潜在ニーズの見つけ方5選!インタビュー・観察で隠れた欲求を掘り起こす方法

潜在ニーズの見つけ方5選!インタビュー・観察で隠れた欲求を掘り起こす方法

「なぜ、うちの商品・サービスは顧客に響かないのだろう…?」

マーケターや企画担当者なら、一度はそんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。顧客アンケートやインタビューでは、表面的で当たり障りのない意見ばかり。競合と同じような施策を打っても、なかなか差別化できず、事業成長の壁にぶつかっている…。

その原因は、顧客自身もまだ気づいていない「潜在ニーズ」を捉えきれていないからかもしれません。本記事では、顧客が言葉にできない、あるいは無意識のうちに求めている「潜在ニーズ」を見つけ出すための、具体的かつ実践的な方法を5つご紹介します。

インタビューでの深掘り質問、行動観察、データ分析など、様々なアプローチから顧客インサイトを発掘し、あなたのビジネスを次のステージへと導くヒントを見つけましょう。

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潜在ニーズとは?顕在ニーズとの違いと重要性

「潜在ニーズ」とは、顧客自身もまだ明確には意識していない、あるいは言葉にできない深層的な欲求や課題のことです。これに対し、「顕在ニーズ」は、顧客が自覚しており、言葉にして表現できる具体的な要求を指します。

例えば、「喉が渇いたから水が欲しい」は顕在ニーズですが、「健康のために、もっと手軽に栄養を摂りたい」という漠然とした願望は、具体的な解決策が見つかっていない段階では潜在ニーズと言えるでしょう。

両者の違いをまとめると、以下の表のようになります。

項目顕在ニーズ潜在ニーズ
特徴顧客が自覚し、言語化できる顧客自身も気づいていない、または言語化が難しい
表現方法「〜が欲しい」「〜を解決したい」など明確「なんとなく不便」「もっとこうなれば良いのに」
競合状況競合他社も認識しやすく、競争が激しい未開拓な市場や独自の価値創造の源泉となる
発見方法アンケート、ヒアリングなど行動観察、深掘りインタビュー、エスノグラフィー

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潜在ニーズの見つけ方手法5選

手法①顧客インタビューで深掘りするテクニック

顧客インタビューで潜在ニーズを引き出すには、「なぜ?」を繰り返すだけでなく、共感を軸にした質問設計が重要です。感情に寄り添う質問や、過去の体験を具体的に語らせる問い、理想の未来を想像させる質問、仮説を提示する質問を組み合わせることで、表面的な回答の奥にある本音に迫れます。

加えて、表情や声のトーン、沈黙、姿勢、視線といった非言語情報にも注意を向けることで、言葉にならない感情や迷いを読み取ることができます。発言と行動・態度を総合的に観察する姿勢が、顧客理解を一段深める鍵となります。

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手法②行動観察・ユーザビリティテストで本音を引き出す

顧客の言葉と実際の行動が一致しない場面は多く、潜在ニーズは行動観察やユーザビリティテストから見えてくることが少なくありません。重要なのは、何をしているかだけでなく「なぜその行動を取ったのか」を深掘りする視点です。操作につまずく瞬間は改善余地を示し、独自の工夫や代替行動は未充足ニーズの表れです。表情や視線、ため息などの非言語情報からは感情やストレスの度合いが読み取れます。

また、繰り返される行動は強いニーズの存在を示唆します。これらを記録・共有し分析することで、顧客自身も気づいていない本音を捉え、新たな価値創出やビジネス機会につなげることができます。

手法③エスノグラフィー調査で生活文脈を理解する

エスノグラフィー調査の中核となるフィールドワークは、顧客の自宅や職場、店舗など自然な生活環境に入り込み、行動や習慣、価値観を長期的に観察する手法です。質問への回答だけでなく、製品の使い方や戸惑い、独自の工夫を五感で捉えることで、無意識の行動や言語化されていない課題、潜在ニーズを発見できます。

ためらいや手順の煩雑さから操作性改善の示唆を得たり、家族や周囲との関係性から価値観に根ざした欲求を読み取ることも可能です。文脈に基づく深いインサイトが得られる一方、時間やコスト、調査者の高い観察力が求められます。

手法④ペルソナ・カスタマージャーニーマップで顧客理解を深める

潜在ニーズを把握するには、まず詳細なペルソナを設定し、顧客の価値観や課題、行動背景まで深く理解することが重要です。その上で、製品やサービスとの出会いから利用・共有に至るまでを時系列で整理したカスタマージャーニーマップを作成します。

各フェーズにおける行動・思考・感情、期待や不満を可視化することで、顧客が言語化していない本音や未充足ニーズが浮かび上がります。特に感情の変化に注目し、「なぜそう感じたのか」を掘り下げることで、改善点や新たな価値提供の機会を見出しやすくなります。

手法⑤データ分析とソーシャルリスニングから示唆を得る

顧客の購買履歴やWebサイト、アプリ上での行動データは、無意識の選択や行動パターンを把握する重要な手がかりです。購買データからはリピート傾向や同時購入商品の関係性が見え、潜在的なセット需要や未充足ニーズを推測できます。また、滞在時間や離脱箇所、検索キーワードの分析により、使いにくさや情報不足といった潜在的な不満も把握可能です。

さらに、SNSやレビューサイトを活用したソーシャルリスニングにより、顧客が言語化していない要望や市場全体のトレンドを捉えることができます。これらのデータ分析を組み合わせることで、個別調査では見えにくい隠れたニーズを特定し、改善や新たな価値創出につなげることが可能になります。

収集した情報から潜在ニーズを抽出・分析するプロセス

顧客インタビューや行動観察など、さまざまな手法で集めた情報は、そのままでは単なる「声」や「データ」の羅列に過ぎません。これらを潜在ニーズとして具体化するためには、体系的な分析プロセスが必要です。

まず、収集した情報をKJ法やアフィニティ図などを活用してグルーピングし、共通するテーマやパターンを認識します。例えば、「〜が面倒」「〜が不便」「もっと〜ならいいのに」といった顧客の不満や願望を抽出し、それらが指し示す根本的な課題は何かを深掘りします。

次に、これらのパターンから潜在ニーズに関する仮説を構築します。「顧客は〇〇という状況で、本当は△△したいが、それができていない」といった具体的な仮説を立て、さらに複数の視点から検証することが重要です。この際、分析者の主観が入り込まないよう、客観性を維持し、データに基づいた議論を心がけましょう。また、チーム内で情報を共有し、多様な意見を交わすことで、より精度の高い潜在ニーズを発見できる可能性が高まります。

潜在ニーズをビジネスに活かすためのステップ

発見された潜在ニーズは、単なる情報として終わらせては意味がありません。それを具体的なビジネス成果へと繋げることが、潜在ニーズを見つける本来の目的です。ここでは、発見した潜在ニーズをアイデアとして形にし、実際の施策へと落とし込むための一連のステップを解説します。

アイデア創出

発見した潜在ニーズを起点に、解決策となるアイデアを多角的に生み出します。この段階では、ブレインストーミングやKJ法などを活用し、自由な発想で数多くのアイデアを出すことが重要です。顧客の「不満」「不便」「不安」を解消する視点だけでなく、「もっとこうなったら嬉しい」という期待に応える視点も持ちましょう。

アイデアの具体化とプロトタイピング

生まれたアイデアの中から、実現可能性や市場性、自社のリソースなどを考慮して有望なものを絞り込みます。そして、そのアイデアを具体的な製品やサービスの形に落とし込むためのプロトタイプ(試作品)を作成します。これは、高機能なものである必要はなく、顧客に体験してもらい、フィードバックを得るための最低限の機能で十分です。

最小実行可能製品(MVP)の開発と市場投入

プロトタイプでの検証を経て、顧客に価値を提供できる最小限の機能を持つ製品やサービス(MVP:Minimum Viable Product)を開発し、市場に投入します。MVPは、素早く市場に投入し、実際の顧客に使ってもらいながら学びを得ることを目的とします。

テストとフィードバック収集

MVPを市場に投入した後は、顧客の反応を注意深く観察し、フィードバックを積極的に収集します。アンケート、インタビュー、Webサイトのアクセス解析、アプリの利用データなど、様々な方法で情報を集めましょう。この段階で重要なのは、仮説が正しかったのか、潜在ニーズは本当に満たされているのかを検証することです。

改善と展開

収集したフィードバックを分析し、製品やサービスの改善点を見つけ出します。そして、改善を重ねながら、より多くの顧客に価値を提供できるよう、機能拡張やマーケティング戦略の見直しを行います。このプロセスは一度で終わるものではなく、市場や顧客の変化に合わせて継続的に繰り返していくことが成功の鍵となります。

これらのステップを進める上で、開発部門やマーケティング部門、営業部門など、関係部署との密な連携が不可欠です。潜在ニーズという共通認識のもと、部門横断的に協力することで、より効果的な施策へと繋げることができます。

潜在ニーズ発見における失敗例とその回避策

潜在ニーズの発見は、ビジネスの成長に不可欠な一方で、多くの企業が陥りやすい落とし穴も存在します。ここでは、よくある失敗例とその回避策、そして筆者の実体験に基づいた教訓をご紹介します。

表面的な顧客の声で満足してしまう 

「お客様はこう言っているから」と、顧客が言語化した意見だけで満足してしまうケースです。これは顕在ニーズの把握に留まり、真の潜在ニーズを見逃すことにつながります。顧客自身も気づいていない深層心理や、言葉にならない不満・願望に目を向ける必要があります。

回避策: 「なぜそう思うのですか?」「具体的にどのような時にそう感じますか?」といった深掘り質問を徹底し、背景にある感情や状況を理解するよう努めましょう。非言語情報にも注意を払い、言葉の裏にある本音を探ることが重要です。

データ分析に偏りすぎて顧客の感情を見落とす 

購買データやWeb行動データなどの定量データは重要ですが、それだけでは顧客の「なぜ」や「どう感じているか」までは見えてきません。データはあくまで結果であり、その背景にある顧客の感情やインサイトを読み解く視点が欠けていると、ピントのずれた施策につながりかねません。

回避策: 定量データで「何が起きているか」を把握し、定性調査(インタビューや行動観察)で「なぜそれが起きているか」を深掘りする、両面からのアプローチが不可欠です。データから仮説を立て、顧客との対話を通じて検証するサイクルを回しましょう。

仮説検証を怠る 

「これは潜在ニーズに違いない」と、発見したニーズに対して検証を行わず、すぐに商品開発やサービス改善に進んでしまうケースです。これは時間やコストの無駄につながり、市場投入後に失敗するリスクを高めます。

回避策: 発見した潜在ニーズはあくまで「仮説」と捉え、プロトタイプやMVP(Minimum Viable Product)を用いて、実際に顧客に試してもらいながら検証を重ねることが重要です。小さなサイクルで検証と改善を繰り返すことで、リスクを最小限に抑えながら成功に近づけます。

チーム内での情報共有不足 

営業、マーケティング、開発など、異なる部署がそれぞれ顧客と接しているにもかかわらず、情報が共有されないままでは、多角的な視点からの潜在ニーズ発見は困難です。部署間の壁が、顧客理解の深化を妨げる大きな要因となります。

回避策: 定期的な情報共有会を設けたり、顧客インサイトを共有するための共通データベースを構築したりするなど、組織全体で顧客理解を深める文化を醸成しましょう。共通認識を持つことで、より精度の高い潜在ニーズの発見とその活用が可能になります。

まとめ

本記事では、顧客自身も気づいていない「潜在ニーズ」を発見し、ビジネスに活かすための具体的な手法を解説しました。顕在ニーズだけを追っていては、競合との差別化は難しく、真の顧客満足には繋がりません。しかし、顧客の行動を深く観察し、共感し、データを分析することで、隠れた欲求や課題を見つけ出すことが可能です。

顧客インタビューでの深掘りテクニック、行動観察やエスノグラフィー調査による文脈理解、そしてペルソナやカスタマージャーニーマップを通じた顧客体験の可視化、さらにはデータ分析やソーシャルリスニングからの示唆。これらの多様なアプローチを組み合わせることで、顧客の「本音」に迫ることができます。

潜在ニーズの発見は、単なるリサーチで終わるものではありません。それは、新たな商品やサービスの創出、既存サービスの改善、そして顧客とのより深い関係構築へと繋がる、ビジネス成長の源泉です。ぜひ、今日からこれらの手法を実践し、顧客が本当に求める価値を提供することで、あなたのビジネスを次のステージへと導いてください。

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